ネットイヤーグループ株式会社
オムニチャネルクラウド事業部 成末 庸平
性別や居住地といったセグメントではなく、”その人”にあった内容を、適切なタイミングでお届けしたい。マーケターなら、一度は夢見たことはないでしょうか。
人力で実現をしようとすれば、いったいどれだけのスタッフを投入すればいいのか。思想としては正しいが、そもそも投資対効果として、まったく見合わないのではないか。
もっとお客さまと向き合いたい、という気持ちとは裏腹に、限られたリソースで成果を上げるために、バルクメールを送り続ける日々。今、自分は小さな成果を得ているが、きっとLTVを犠牲にしているのだろう。私自身、事業会社でマーケティング担当をしていた時、そう感じていました。
テクノロジーの進化は素晴らしいです。あなたが想い描いていた"お客様とのお付き合いシナリオ"をITが手助けしてくれます。メール、LINE、Facebook、Twitter、モバイル、アプリ、お客さまがどんなチャネルを利用しても、そのお客さま一人ひとりにあわせたコミュニケーションができるのです。
わかりやすくするために、"メール"を例にとって、業務の観点からご説明しましょう。
たとえば、お客さまに何かコミュニケーションをしたいと思っても、リストの抽出作業や原稿の作成、配信設定など、多くの作業が発生すると思います。会社にもよりますが、数時間から数日かけて、やっとの思いで配信する手間を、今後はシステムが自動で処理してくれるようになるのです。ITの力によって、今まで、なかなか時間がとれなかった企画と効果検証に多くの時間を割くことができるのです。
大げさかもしれませんが、マーケターは、ようやく本来の仕事ができる時代がきました。
ただし、ここで1つ強調しておきたいことがあります。わかりやすくイメージして頂けるよう、業務にどんな変化があるか、という観点でご説明しましたが、マーケティングオートメーションを"作業自動化"ツールと捉えてしまったらちょっとお待ちください。
本質は、企業がお客さま一人ひとりと向き合うことを手助けするツールであり、今、企業はお客さまとどんな関係を築いていきたいか、を改めて考えるきっかけとなっているのです。
マーケティングオートメーションを活用すると、どんな世界が待っているのでしょうか。
次回のコラムでは"Playstation"でお馴染みの「ソニープレイステーション」さまのインタビュー動画を交え、事例のご紹介いたします。
ネットイヤーグループには、マーケティング、Web、モバイル、ソーシャルメディア、
データ分析まで御社のオムニチャネルの実現に必要な専門家がたくさんいます。
戦略を考えるところから、使いやすいWebやアプリの設計、システム開発まで、御社が目指す
オムニチャネルの実現をお手伝いいたします。