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Salesforce Marketing Cloud by Netyear Group

Salesforce Marketing Cloudの機能紹介 第9回

ネットイヤーグループ株式会社
オムニチャネルクラウド事業部 岡本 貴司

マーケティングオートメーション活用 応用編その2

また久しぶりの更新となり、すいません。前回のブログでCloudPagesの応用活用を予告していましたが、実際のプロジェクトで起きたAmpscriptの応用活用についてご紹介します。

尚、かなりテクニカルな内容となっているため、基本的な内容をご覧になりたい方は以下をおすすめします。

Salesforce Marketing Cloudの機能紹介
http://salesforcemarketing.netyear.net/column/article/20150514.html

Ampscript基本編
http://salesforcemarketing.netyear.net/column/article/20150715.html

それでは早速ご紹介します。

すべてをAmpscriptで処理しないほうがよい

Ampscriptは柔軟性が高く様々な処理ができます。一方でAmpscriptという手段だけにとらわれず、他の手段(今回はRuby)を組み合わせたほうがシンプルな処理になるケースをご紹介します。

ある案件で9種あるコンテンツを出し分け、各ユーザーへどのような順番で表示したか把握できるようにしたい、という要件をいただきました。コンテンツが2~3種であればAmpscriptだけで十分です。例えば、3コンテンツであれば以下のように予め表示パターンを6つ用意し、Ampscriptを使ってランダム表示設定をすれば作業完了です。

sp_cap1


ランダム表示設定はAmpscriptのrandomという関数を使います。例えば、6つの表示パターンにそれぞれcontent1, content2,・・・, content6と名前をつけ、concat関数と組み合わせましょう。%%=concat(“content”,random(1,6))=%%と記述すればランダムに表示がされます。

しかし、コンテンツが9種だとその数は膨大です。パターン数はコンテンツ数の階乗になるので9!=362,880パターンになります。実現方法を部下に検討させたところ以下のようなアウトプットが出てきました。

sp_cap1


たしかに要件は満たしているのですが、Ampscriptだけで実現しようとすると72行もあり複雑です。よりシンプルな実現方法がないか一緒に検討し3つの手順を考えました。

1. Rubyで362,880パターンの配列を作成
2. 各配信先へランダム表示設定
3. lookupで各表示パターンを呼び出し

1. Rubyで362,880パターンの配列を作成

362,880パターンの配列をSMCのDE(データエクステンション)内に作成するあたりRubyを使いました。以下のようなコードです。

sp_cap1


IDEONEにコードサンプルを置いたので、試してみたい方はhttp://ideone.com/gzfZ4Pからダウンロードください。
※この環境では7パターンを超えるとエラーになるので5つまでにしてます。

この結果に一連番号をつけデータエクステンションにインポートすると以下のようなイメージになります。

sp_cap1


2. 各配信先へランダム表示設定

次にクエリで配信リストにカラムを追加し、表示パターンでセットします。 以下は配信リストのイメージです。

sp_cap1


3. lookupで各表示パターンを呼び出し

最後にコンテンツ上で、表示パターンをlookupで呼び出します。記述するAmpscriptは以下のようになります。

sp_cap1


今までご紹介したコラムの中でも最もテクニカルな内容のため技術的バックボーンがない方には難しかったかもしれません。ただ、Ampscriptに囚われすぎず、一工夫することでシンプルな設定ができることが少しでもお伝えできれば幸いです。

次回予告

まだ迷っていますがCloudPagesかデータ連携をテーマにしようと思っています。お楽しみに。

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伊勢丹グループに新卒で入社し、流通系クレジットのシステム開発を担当した後、DBエンジニアとしてリクルートグループにて、出版システムのDBエンジニアとして従事し、情報サイトのシステム開発PMを経験。その後、インフラエンジニア、ITコンサル、ECサイトの事業立ち上げなどを経験し、現在のネットイヤーグループに入社。最近は、DMPやマーケティングオートメーション案件を軸に活躍。

ネットイヤーグループ株式会社 オムニチャネルクラウド事業部 岡本貴司

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